REPORT:アクア㈱/本物・美しさ・わかりやすさを追求。上質な新素材採用「Superiorシリーズ」6月発売
アクア㈱(本社・東京都中央区)では、“コインランドリーの新しい価値を創出する”という新デザイン「Superior シリーズ(スーペリア・シリーズ)」を開発し、6月に発売を予定している。
Superiorシリーズは、新素材「FeLuce®(フェルーチェ)」を使用した上質な素材感とモダンなデザイン、さらにハンドルの触り心地やパネルの視認性など、さらに部品一つ一つまで細部にこだわった機種となっており、「日々の暮らしの上質さと心地よさをアップデートする」というアクアが目指すランドリーカルチャーを大きく打ち出したモデルとなる。
今年2月に開かれたクリーニング産業総合展では試作機を展示し、好評を得た「Superiorシリーズ」のプロダクトデザインとして主眼に置かれたのは、「本物であること」「分かりやすいこと」「精緻で美しいこと」という3つのコンセプトだという。
1 「本物であること」
〜上質で清潔感ある新素材を採用
新シリーズの開発では、「みんなで使うものだからこそ、長く愛されるものでありたい」として、まず素材感にこだわり、日本製鉄㈱が開発した新素材「FeLuce®(フェルーチェ)」を採用した。
「FeLuce®」は、防錆性能を担保するために施されるめっき層自体に意匠性を付与するという画期的な製法により生まれた新しい鋼板。素材の表面に、塗料やフィルムなどを付加していく従来の手法ではなく、金属本来の素材感と美しさを活かしたもので、上質感や清潔感、かつモダンな店舗にマッチする風合いを持つ。
光沢感を抑えた表面には細かな凹凸があるが、指紋や汚れがつきにくい加工も施しており、清掃性にも優れている。
なお、「FeLuce®」が量産品の素材として採用されるのは、同シリーズ製品が初めてとなる。
2 「わかりやすいこと」
〜直感的に操作できるパネルデザイン
世代の幅が広がっているコインランドリーユーザーにとって、機械がわかりやすく扱いやすいことが重要となるが、新シリーズではコントロールプレートの表示を刷新。情報量を必要最小限に抑えながらも、手順を迷うことがないようにデザインされている。
具体的には、コロナ禍で衛生機意識が高まる中、「ドラム洗浄」(乾燥機は「ドラムをリフレッシュ」)を①と表示して最初に目に行くようにし、次に②「洗濯物を入れ、運転コースを選ぶ」、③「硬貨を入れる」という順番を、初めての人でも迷わず操作できるようにした。
実際、ユーザーは使用する機械を選んだら、まずドラムに洗濯物を入れて、それから操作パネルに手を伸ばすケースが多く、ドラム洗浄しないまま洗ったり、あるいはそこでドラム洗浄ボタンを見つけて、洗濯物を取り出し、入れ直すこともあるようだが、同機ではドラム洗浄(乾燥機はリフレッシュ)を①として、さらに赤いボタンで目立たせて、直感的に最初に操作することをわかりやすくデザインした。
3 「精緻で美しいこと」
〜手になじみ握りやすいドアハンドル
上質な価値観を提案していきたいというSuperiorシリーズでは、ドアハンドルのデザインも刷新。
スーパー楕円という長方形と楕円の中間にあるようなカタチのハンドルは、従来機より径を大きくしており、誰でも握りやすく、より手に馴染みやすい。手前方向へ15°傾けた軸とスーパー楕円形状が自然に手を伸ばして手にぴったりフィットし、少ない力でも開閉できる設計がなされた。また、表面の仕上げにはシボ加工を施し、手触りが良く上質な質感になっている。
●ストア&プロダクトデザイン
〜これまでにない店舗空間を演出する
Superiorシリーズは、洗濯乾燥機が3機種(M・L・XL)、ガス乾燥機が2機種(M・L)。さらに秋に2機種追加してラインアップを拡充し、シリーズとして強化していく。色はコズミックグレーとムーンシルバーの2種類。アクアの従来シリーズは、赤・青・黄色で機種ごとに色分けしていたが、同シリーズではすべて同色として店舗イメージに統一感を出せるようにしている。
コズミックグレーは、これまでにない落ち着いた色と質感により、ラグジュアリーな空間を演出する。一方、ムーンシルバーは、清潔感ある上質な色合いで、様々な店舗デザインにマッチする。
アクアでは、「上質感と心地よさにこだわった新ラインナップの追加により、当社の機器デザインは5種類に拡大し、コインランドリーオーナー様の店舗コンセプトに合わせて、より幅広くご提案できるようになった。店舗デザインと調和のとれたプロダクトデザインにより、お客様が行きたいと思う、心地よい環境の実現を目指したい」としている。
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