TOPICS:ファミリーマートのコインランドリー、千葉県市原市に1号店OPEN
全国的に人手不足が深刻化する中、無人が基本のコインランドリーに様々な業界から注目が集まり、新規参入も相次いでいるが、国内で約18,000店舗を展開するコンビニ業界2位のファミリーマートが2017年11月24日にコインへの参入を発表。第2回 国際コインランドリーEXPO(11月29日〜12月1日)の直前というタイミングであったため、会場でも大きな話題となっていた。
写真:︎2018年3月31日、千葉県市原市にオープンしたファミマランドリー1号店。既存のファミリーマートに併設、内部もつながっていないので、隣に行くには一度外に出る必要がある。5月に都内にオープンする2号店は、ファミマ店舗と一体型になる予定
その1号店がついに、2018年3月31日にオープン。千葉県市原市の「ファミマランドリー市原辰巳台西二丁目店」で、既存のファミリーマートと併設というスタイル。コンビニはFC店舗(2011年8月オープン)だが、ランドリーは本部の直営となっている。駐車スペースはコンビニと共有で21台分。コンビニ、ランドリーいずれも年中無休の24時間営業。
写真:1号店の店舗面積は約20坪(約68㎡)。洗濯機2台に洗濯乾燥機4台、乾燥機5台にスニーカーランドリーも
ファミマランドリーは、「共働き世帯や単身世帯の増加など、社会構造の変化を背景に、高まる家事への負担軽減に向けて、ファミリーマートとコインランドリーサービスを融合させた、次世代のコインランドリーとして展開する」と同社。メインターゲットは20〜40代の共働き世帯や主婦。
1号店の店舗面積は約20坪(約68㎡)で、10㎏の洗濯機2台と洗濯乾燥機の中・大が各2台のほか、乾燥機は14㎏の2段式が3台に大型の25㎏が2台。スニーカーランドリーに集中精算機もある(機械はすべてアクア)。なお、店内の機械1台ごとの稼働状況や予定終了時間をスマホで確認(https://www.coin-laundry.co.jp/userp/shop_detail/11000275)することができるので、空いている時間を見計らっての来店が可能。また、洗濯中に外出をしても、スマホで残り時間を確認することができる。
◆「待ち時間」はイートインで!
コインランドリーでは必ず「待ち時間」が発生するが、その間をコンビニのイートインスペースで食事やお茶をしながら待ってもらったり、店内で買い物をしてもらったりすることが、ファミマがコインに参入した大きな狙い。実際にランドリーには、「となりのファミマに飲食スペースあります!!」と、イートインスペースの活用を呼びかけるPOPも目に付いた。
写真:イートインスペースの活用を呼びかけるPOP。ランドリー側に自動販売機等はない
また、記者が訪れた4月18日には利用料金の割引セールは終了していたが、隣接のファミマにてコーヒーをプレゼントするサービスが行われていた。
写真:コインの法人利用が増える中、その場で領収書の発行などができる集中精算機。取材時には、領収書をファミマに持っていくとコーヒープレゼントを実施していた
写真:︎ふとん等の大物やスニーカーも洗えることや、利用前にドラム洗浄が行える機能があることを大きく PRしていた
500店→300店に下方修正、独自取材により2号店のエリアが判明
2017年11月のコイン参入発表時には、「2018年度(2019年2月末)中に100店舗、19年度中には500店舗に広げる計画」としていたが、実際に1号店がオープンすると500店の計画が300店に下方修正されていた。その理由を同社に尋ねると「計画は随時、動向をみて変更する。場所をよく見極めて、今後2年間で300店を目指す」とのことであった。
なお、2号店は2018年5月、東京都内にオープン予定。1号店はファミマ店舗と併設するタイプとなったが、2号店はファミマ店舗と一体型になるという。
エリアについては「非公表」(同社)だが、LBMが独自に入手した情報では、「杉並区」になるようだ。
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