街並みにマッチした、とっても美しいコインランドリー@ハンガリー/カラーコーディネーターによる海外の洗濯・ランドリー事情⑥ 倉永真紀子
こんにちは! 今回はまたまた素敵なコインランドリーを発見しました!
この記事を書かせていただくようになってから、どこかへ行くたびに素敵なランドリー探しについつい目が光ります。
今回はヨーロッパの国、ハンガリーの情報です。ブダペストの街を歩いていると「WASH POINT」との文字が目に入り、「もしや?!」と思いお店まで近づいていきました。予想通り、そこはコインランドリー。「75分、セルフサービスランドリー」と書かれていました。
写真:今回はヨーロッパの国、ハンガリーの情報
どうやらキッズスペースもある模様。お店の入り口は、道路から階段を少し下って入るようになっています。地下まで行くのではなく、半地下という状態。外からの光が小さな窓から入ります。
このお店は、美しさで有名なドナウ川の近くに位置しています。
写真:「世界一美しい場所にあるコインランドリー」と倉永さんが絶賛するハンガリーの店
ブダペスト自体が、歴史を感じるお城のような建物や教会があったり、街中にはカラフルな壁の建物が軒を連ねていて、とても魅了される街なのですが、直線と曲線とさまざまな色が交じり合って形成された街並みにフランスやスイスとはまた違う「ブダペスト」という街の雰囲気を感じました。
写真:店は半地下で、階段を少し下がって入る
写真:店内には小窓より、外からの光が入る
昔からある建物にコインランドリーを作ったからなのか、このような入り口になっているのかもしれませんね。
中に入ると白い洗濯機に映えるオレンジ色のソファが店内のコーディネイトのアクセントになっていて、明るくあたたかな雰囲気を感じました。
シンプルで清潔感のある店内に明るいオレンジはとても目立ち、このお店のある特徴に、とてもいい効果を与えます。
写真:白い洗濯機に映えるオレンジ色のソファが店内のコーディネイトのアクセントに
写真:カラフルで子供部屋のような雰囲気のキッズスペース
それはキッズスペースがあるというところ。
店内の奥にあるキッズスペースはカラフルなおもちゃやテーブルがあり、 子供部屋のような雰囲気です。
大人が利用するランドリースペースのオレンジ色は、子供の過ごすキッズスペースともバランス良くマッチしています。店内に入った瞬間の明るい色がダイレクトに心に影響し、 子供さんはここで楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
写真:機械は洗濯機・乾燥機各4台の計8台。使い方はハンガリー語と英語での表記がある
店内には洗濯機4台、乾燥機4台の計8台のマシンが設置されており、 現金とカードで決済が可能です。
ヨーロッパでは、スーパーなどの街中の小さな買い物においてもクレジットやデビットカードが頻繁に使われていたり、日本よりもキャッシュレスが進んでいる印象です。たとえ少額でもキャッシュレス対応のお店が多いように感じました。
使い方はハンガリー語と英語での表記があり、 マシンにも絵文字での使い方表記が記されています。
中には黒板でのプライス表記があり、今流行りのカリグラフィー風にデコレーションされた文字と手描きの挿し絵でシンプルにまとまっています。気になるお値段は洗濯35分、乾燥40分それぞれが1,300フォリント=約520円(2019年3月現在)、つまり洗濯と乾燥で約1,040円。
ハンガリーはヨーロッパの中でもとても物価が安く、主に食品はとても安いです。
ランチで700〜800円、ディナーにメイン一品とアルコールを頼んでも1,200円ほどで済んじゃいます。そして、以前見た物価の高い国代表、スイスのランドリーでも洗濯乾燥で700円台だったのに、 ヨーロッパでの物価の安い国、ハンガリーでのこのお値段には正直びっくりしました。
この近くにはバックパッカー向けのホステルも多数あり、地元の方向けというより、観光客向けのような気がしますし、ハンガリーでも一般的な需要が少ないものは、少しお値段が張る傾向にあるのかなと予想できます。もしかしたら地価がとても高いところにあるのかもしれません。
それでもこの外観と内観、キッズスペースとくつろぎのある雰囲気、そしてランドリーを利用することで得られる快適さと時間短縮は、とても価値のあるポイントです。
国が違えば社会の中でのコインランドリーの位置付けも違うだろうということ、支払い方法や、価格設定などどのようにして利用者に寄り添うかという視点、店舗の外観やロケーションもその場所を選ぶことがお店の価値になることを改めて考えました。
私の今まで見た中で「世界一美しい場所にあるコインランドリー」はとてもインパクトがあり素敵だったので、たとえ通うことは難しくても、こうして皆さんに紹介するに至りました。
皆さんのビジネスにも活かせる視点を得るヒントになるかもしれませんね。
倉永さんのブログ https://ameblo.jp/life-is-colorful-makiko/
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