満室続出！話題のソーシャルアパートメント コインランドリー＋洗濯代行「新しいライフスタイル」 ㈱グローバルエージェンツ
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若者のライフスタイルにコインランドリーが進出!?――共用スペースでの居住者同士の交流を魅力とした隣人交流型賃貸住宅、「ソーシャルアパートメント（SA）」が若者の間で大人気。どの物件も軒並み満室となっているという。そんな中、コインランドリーを設置し、洗濯代行も行う新たなSA が2017 年３月、東京都江東区に誕生する（コインは同年４月オープン予定）。今回はその狙いをSA 産みの親、㈱グローバルエージェンツ（本社・東京都渋谷区）の代表取締役・山崎剛氏に伺った。
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山崎社長が「新たな住空間の形」として交流用のラウンジを付帯したSA を発案し、起業したのが大学在学中の2005 年。翌年、大田区の蒲田に第１号となるSA をオープンした。
どの物件も共用スペース（基本的にはテーブル、ソファー、テレビが用意されたラウンジとキッチン）があり、ダンススタジオがある所やビリヤード台がある所など物件ごとの特徴もある。居住者は自分の好きなように共用スペースと住居を行き来でき、「プライバシーの確保とシェアハウスにおけるコミュニケーションの楽しさ」を両立させた空間となっている。
首都圏を中心に展開し、約2,000 室の95％が埋まっている。オープンから２～３か月後には軒並み満室になるという。20 代～ 30 代の若い世代が居住者の９割を占めており、特に社会人１年目～３年目までの「仕事と家の往復になりがちで、プライベートでの交流の機会が希薄」な人達が、SA に魅力を感じて入居することが多いそうだ。
そのような人気を確立した現在、山崎社長が進めているのが『SA の付加価値向上』だ。「日常生活の行動の一部をアウトソースできる仕組みを作り、空いた時間を、交流や、より生産的に自分の時間として使ってほしい。
（写真＝「シェアハウスとワンルームマンションのいいとこ取り」という言葉がぴったり。隣人に干渉し過ぎない程よい付き合いができ、まるで「リアルＳＮＳ」といったところ）
（写真＝ワールドネイバーズ清澄白河には、カフェもあり、「コインランドリーにおける待ち時間の過ごし方」も提供していく）
（写真＝発案当時は画期的な事業だった。「周囲の理解を得ることに苦労した」という山崎剛社長）
そのためのコンテンツを揃えていくことでSA の魅力をさらに高めていきたい」と山崎社長は話し、その取り組みの一環として東京都江東区に2017 年３月オープン予定のSA「ワールドネイバーズ清澄白河」にはコインランドリーが設置される。
背景にあるのは、上記のアウトソースに加え、コインランドリーの顧客層の変化だ。山崎社長は「昔と比べて洗濯機がないからコインに行くのではなく、自分の時間を有効に使うための手段としての利用目的の方が多いということで、SA 事業への親和性はとても高いと感じた」と話している。
また、コインを活用した洗濯代行も行う。利用料（料金未定、月２回分）は賃料に含まれ、洗いから畳みまで行う。狙いは「ランドリーマシーンの稼働率の平準化」で、なるべく稼働率の低い時間帯に合わせることで、稼働率の浮き沈みを抑える効果を期待しているという。
コインランドリー経営は副業や空きスペースの有効活用といった目的が多い中で、「豊かなライフスタイル作りを支える」という事業の一環として利用者側の視点に立って設置される同社のコインランドリー。「新しいランドリーの形」として今後もその動向に注目していきたい。
AsahiSeiko 旭精工株式会社 - コインハンドリング、ICカード
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