東京・目黒に１号店ＯＰＥＮドイツのコインランドリー
新規オープンが続くコインランドリーだが、2017年７月１日、東京・目黒に新たな施設が誕生した。その店の名は、「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」。ただのコインランドリーではなく、洗濯機が回っている間に美味しいコーヒーが楽しめ、小さなショップもある“ウォッシュサロン”で、店名にもなっているフレディ レック氏がドイツのベルリンで展開する店舗が、日本に初上陸したもの。
東京・目黒に誕生した「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」。正面左側からコインランドリー、グッズ販売、クリーニング、洗濯代行、カフェのコーナー
ベルリンのウォッシュサロンは2008 年に、「前向きなココロとライフスタイルがつくれるようなモノ、コトをランドリーシーンから」をモットーにオープン。家庭用品の卸売りなどを行っている商社の㈱藤栄（東京本社・東京都目黒区）が、その独特の世界観に共感し、2009年に同氏とライセンス契約を結び、洗濯関連グッズなどを日本で販売してきた。そのグッズは、ワクワク感を表現するデザインと実用品としての優れた機能性が評価され、ロフトや東急ハンズなどでも人気を呼んでいることから、藤栄が国内でウォッシュサロンも運営することを決めた。
同店に設置されている機械は、洗濯乾燥機はもちろん、乾燥機も使用前に「ドラムリフレッシュ」が行える
ランドリーバスケットやハンガー、洗濯ばさみなどを販売するコーナー。白とブルーを基調にしたオリジナルグッズが、近年は“インスタ映え”すると若者に人気
店は東急東横線の学芸大学駅より徒歩13 分（目黒郵便局の近く）のところにあり、44 坪とかなりの広さ。しかし、コインの機械は16㎏と10㎏の洗濯乾燥機が各２台、10㎏の洗濯機が２台、14㎏の２段式乾燥機が４台に25㎏の乾燥機が１台（他にスニーカー用が１台）とそれほど多くはなく、店全体に占めるコインのスペースは３分の１ほど。その代わり、人気のグッズコーナーにクリーニング（取次）、洗濯代行のコーナーのほか、オリジナルブレンドのコーヒーやエスプレッソ、マフィンなどの軽食も楽しめるカフェラウンジと、かなり広い客席スペースがある。店内では今後、アイロンのかけ方や衿袖の汚れ落としなどのワークショップをはじめ、ミニライブなども開催していくという。
クリーニングはワイシャツ１９０円、スーツ上下１１００円など、洗濯代行は小（30Ｌ）が１５００円、大（50Ｌ）が２２００円。デリバリーも行っており、片道あたり＋４００円となっている
こちらはカフェコーナー。ブレンドコーヒー・エスプレッソとも３００円。右端に見えるのは、オープンに合わせてベルリンから来日したフレディレック氏
「共働き世帯が増え、まとめ洗いや寝具類など大物洗いの需要が増える中、ただ洗濯するだけではなく、楽しんで時間を過ごしてもらえる場所にしたい」と藤栄。なお、ドイツでは１店舗のみとなっている同サロンだが、日本では多店舗化を目指すとしている。
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