コインランドリー情報誌 ランドリービジネスマガジン LBM

国内唯一無二のコインランドリービジネス情報誌




企業紹介:三共工業㈱ コインの経営はそんなに甘くない!

 コインランドリー業界は2017年も出店ラッシュに追われ、メーカーの機器生産が追いつかないなど、まさにコインランドリーバブルの様相を呈している。

 

 一方で、業界の盛り上がりの裏では深刻な問題も起きており、実際に出店したにも関わらず、事業計画書とは大きく乖離した売上となって苦しんでいるケースもしばしば散見された。弊社でも苦しんでいるオーナーからの相談をいくつも経験する中で、問題の根幹には何があるのか考察し、情報を積極的に共有して対策を講じたいと考えている。

 

 昨今のコインランドリービジネスの活況のきっかけとなったのは、本ビジネスが利回りの良い投資ビジネスとして注目を得たことに始まる。これまで不動産投資、太陽光投資などしばしば時代によって注目を浴びた投資ビジネスが存在するが、現代の注目の投資ビジネスはまさにコインランドリービジネスである。

 

 その要因の一つに、太陽光ビジネスを経験された投資家たちが次々と参入してきていることがあげられる。ここで陥る大きな落とし穴は、「コインランドリーは無人店舗で太陽光同様に人件費がかからず利回りが良い」というキャッチフレーズである。しかし、「コインランドリー経営」はそんなに甘いものではない。

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これまでの豊富な経験を活かして、「なるべく失敗しないコインランドリー」を展開中

 

 我々は無人営業であるコインランドリーもある種の「接客業」として位置づけており、太陽光ビジネスと決定的に異なるのは相手にするのがお天道様ではなく、不特定多数の一般ユーザーであるということだ。来店されたお客様がいかに気持ちよくランドリーを利用できるか、リピーターになってもらうにはどうすればいいか、競合店が現れても負けないような店作りはどうすればいいかなどを常に考えなくてはならない。なにより大切なのは来店するユーザーの目線で店舗を作っていくことである。我々はこの部分を非常に大事にしている。即ち、コインランドリービジネスは、場所と物件さえあれば、どんなロケーションでも何とかなるというビジネスではないということを皆様には知っていただきたい。

 

 そこで我々は一貫して投げかけたいこと、それは「必ず成功するコインランドリー」など存在しないことである。弊社では現在、直営店舗を約50店ほど保有しているが、これまで様々なロケーションで様々な店舗作りを経験してきたからこそ、成功も失敗も数多く体験してきた。その蓄積した経験を十分に解析したうえで、皆様へ事業の提案をしており、実績をベースにしたシミュレーションには評価をいただいているものと考えている。

 

 コインランドリーのプロデュースを続けてきた私たちが辿り着いたコンセプトはこんな言葉に集約されるだろう「なるべく失敗しないコインランドリー」。そこで、「なるべく失敗しないコインランドリー」というコンセプトをベースに、私たちが提案するコインランドリーのメニューを紹介する。

 

 ①メーカー構成にとらわれない多種多様な機器構成によるコインランドリー

 ②中古機器を加えたより投資を抑えたコインランドリー

 ③有人型の絶対失敗しないコインランドリー

 ④稼動式トレーラーハウス型コインランドリー

 これらについてもう少し解説しよう。

 

 ①我々は国内外問わず多数のメーカーと取引している。その取引数は国内では群を抜き、あらゆるメーカーの長所短所などの特徴を把握していると自負している。その経験を反映させた、様々なメーカー構成のコインランドリープロデュースを積極的に行っている。これはコスト削減に寄与するのみならず、様々なメーカーの特性長所をユーザーにフィードバックできる最もユーザー目線なランドリーである。IoT対策に関しては通常は1メーカーに集約しないと実現しないものだったが、弊社では、複数メーカーの機器が混在しても使える独自のITシステムを開発、提案している。このシステムは売り上げの管理と設備の遠隔管理機能を備えたICカードシステムと、集金管理システムからなるもので、メーカーに制限されずに利用できる。

 

 ②弊社の整備工場では、常時100台近い中古機器を入荷、保有し、整備や塗装など顧客のニーズにあった中古機器の販売を行っている。中古機器を機種の構成にうまく組み込むことで、機械投資を1/2〜1/3に抑えることも可能である。

 

 ③今まで弊社が約10年間積み上げてきた、B to CのみならずB to Bも取り入れた秘蔵の本格洗濯代行ビジネス「POSTWASH」である。もちろんながら、弊社では高いロイヤリティーなど存在せず、契約から債権債務回収まで本部で行うので、オーナーは独自の与信管理をする必要もない。

 

 ④稼動式トレーラーハウス型コインランドリーは弊社独自アイディアによる特許取得のコインランドリーである。稼動式であるが故に、場所を移動させることができ、より売上のあがるロケーションへと移動できる。また時には災害時の救援機器にも使えることから、災害時の避難所などへも設置可能である。これらの4つのコンセプトを提案できる「SANKYO LAUNDRY SYSTEM」、ご興味のある方は是非弊社ブースまでお越しください。元気なスタッフが皆様の全力でお出迎え致します。

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f:id:murakamihjm:20171113102052p:plain特許取得の稼動式トレーラーハウス型コインランドリー。稼動式であるが故に、より売上の上がるロケーションへと移動できる

文責:三共工業株式会社 常務取締役 宮澤昌樹

 

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