【展示会特集:㈱アスファクト ランドリープレス事業部〈ブースNo.7259〉】「私たちの店はここに頼みたい!」昨年のコインランドリーEXPOで出会い、わずか半年で開業
大手企業から個人まで、昨今では様々なコインランドリーオーナーが誕生しているが、6歳と3歳の2人の子供を持つ24歳の主婦が2018年5月、茨城県牛久市にオープンさせたのが「ランドリクス牛久上柏田店」。正確には、住宅リフォーム業のほかアパート経営も行っている江尻一博さん・みどりさんの夫婦2人のお店であるが、一博さんは「彼女なりの『こうしたい』というアイデアが盛り込まれている」と話している。
写真:テラス席も用意されている
写真:オーナーの江尻一博さん・みどりさんご夫妻。店名の由来は「ランドリー」と「リラックス」から
オーナーの意向を最大限取り入れつつ、多くのお店で培ってきた繁盛店のノウハウを同店に提供したのが、㈱アスファクト ランドリープレス事業部(本社・福岡市南区)の和田剛社長だ。
江尻夫妻がコインランドリー経営を考えたきっかけは、2016年12月3日に起きた、みどりさんの交通事故だった。買い物に向かう途中の交差点で、右折車が突然発進し、みどりさんのバイクに衝突。折れた骨盤が皮膚を突き破り、体の1/3の血が流れるという大けがを負い、「ドクターヘリ」で救命救急センター(日本医科大学千葉北総病院)に搬送。入院生活は1か月半にも及んだ。
二人はそれまで、ほとんどコインランドリーを使ったことがなかったそうだが、「入院中はもちろん、退院してからも洗濯物を干したりするのが大変だったため、コインランドリーをよく利用するようになった。テレビでも流行っていると取り上げられていたし、実際に自分たちを含め多くの人が利用している。アパートを1棟建てるのと比べると投資は少なく、それでいて利回りは良さそうなので、やってみようと考えた」と一博さん。
一方のみどりさんには、「テレビではカフェを併設したオシャレなコインランドリーが紹介されているが、近所にあるのはオシャレとは言えない従来型のランドリーで、店内にパイプ椅子はあっても、車で待っていたり、退屈そうにスマホをいじっていたりしている人ばかり。だから、店内でリラックスしてもらえる店にしたい!」と明確なビジョンが。
写真:たたみのスペースも広く取られているが、週末はすべて埋まることも。店内のイスはこの他にもあり、ゆっくりとくつろぐことができる
写真:カフェコーナーには“挽きたて淹れたて”が味わえる最新マシンが
早速、業者と連絡を取り物件探しを始めたが、なかなか話が進まなかったという。それは、その業者の考えと江尻夫妻が思い描くイメージとの間に大きなギャップがあったからだった。そんな時、2017年11月末にパシフィコ横浜で行われた第2回コインランドリーEXPOに二人で足を運んで、ランドリープレスの和田社長と出会う。みどりさんは「こういう空間を手掛けてくれるところを探していた。ここだ!!」と感じたそうだ。
先の業者とは20坪前後の物件を探していたが、江尻夫妻の要望を聞いた和田社長は「もっと広くても大丈夫ですよ!」。どんな物件と巡り合うかは“運”に左右されてしまう面もあるが、福岡と東京・神奈川でクリーニング&コインランドリーの直営を30店舗運営しているほか、50を超えるコインの繁盛店を作ってきた和田社長には、「スペースに応じて最適なプランニングが行える」との自信があったのだ。
写真:昨年コインランドリーEXPOに初出展したランドリープレス。大きな反響があり同店の他にもたくさんの新店舗を作った。写真はその一部
和田社長と出会ったお陰で物件の選択肢が広がった途端、本当に当初予定の倍近くとなる41坪の物件と巡り合う。それが今回、和田社長に作ってもらったお店なのだ。「昨年11月末の展示会で初めてお会いして、翌年5月にオープンとは、ウチにとっても異例のスピード。それでいて様々な要望があり、工事にも毎日のように立ち会われるなど、『オーナーと一番対話をしながら作ったお店』でもある」と和田社長。
基本は無人店なのに“接客”!?
同店は本来、24時間営業の無人店舗のはずだが、「初めてのお店だから気になって気になって」と朝9時〜昼頃までは夫婦のどちらかがいるようにしており、機械の使い方が分からない人にアドバイス等を行う。子供が寝た後で、店に顔を出すことも珍しくないそうだ。
「コインランドリーの“接客”がこんなに大変だとは思わなかった」というみどりさんだが、「最初の頃は『いらっしゃいませ!』と声をかけていたけど、ちょっと違うかなと思い、今は『おはようございます!』や『こんにちは!』に言い方を変えた。すると、お客さんの反応も変わってきた」と “接客” を楽しんでいるようだ。
株式会社アスファクト ランドリープレス事業部
本社 福岡県福岡市南区清水3丁目24-36
東京支店 東京都大田区東糀谷2-14-17
【問い合わせ】フリーダイヤル 0120-429-192(木曜日定休日)
【事業内容】クリーニング機器販売・メンテナンス/クリーニング工場設計・施工/コインランドリー企画設計施工/コインランドリー機器販売・メンテナンス
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