コインランドリー情報誌 ランドリービジネスマガジン LBM

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TOPICS:ファミリーマートのコインランドリー、同日3店舗など2019年2月に5店舗OPEN


 コインランドリーは利用時に「必ず待ち時間が発生する」という特性があるが、その待ち時間もビジネスチャンスにするべく、カフェや書店、カー用品店にパチンコ店など、様々な業種業態がコインとの併設に乗り出している。コンビニ大手のファミリーマートも既報の通り、2018年3月31日に千葉県市原市にコインランドリー1号店をオープン(ファミマランドリー市原辰巳台西二丁目店)。また、同年5月25日には2号店(都内1号店)となる「ファミマランドリー杉並永福四丁目店」が東京都杉並区永福四丁目に誕生している。

 そして、2019年2月25日には、三郷彦川戸一丁目店(埼玉県三郷市)、2日後の27日には東砂七丁目店(東京都江東区)、さらに翌28日には二葉三丁目店(東京都品川区)、杉並下井草一丁目店(東京都杉並区)、仲六郷第一京浜店(東京都大田区)と、なんと3店舗同日オープン。2018年にオープンした2店舗と合わせて、ファミマランドリーは現在7店舗となる。

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写真:2019年2月28日の3店舗同時オープンの1つ、仲六郷第一京浜店(東京都大田区)は、「コンビニ・フィットネス・コインランドリー」が一体になった全国初の店舗。ランドリーの主な機械は洗濯機1台、洗濯乾燥機4台、乾燥機3台


 ファミリーマートでは、「コインランドリーはセルフサービス化が浸透しているとともに、コンビニとは逆に雨天時などに利用客数が増えることから、新たな加盟店収益につながるなど親和性が高いサービスだと考えている。洗濯中はファミマのイートインスペースでゆったりとお待ちいただいたり、買い物をお楽しみいただけるなど、快適な環境づくりを実現するとともに、両施設とも24時間営業のため、お客様の多様なライフスタイルに対応する」ことを併設のメリットとして挙げている。

 さらに、仲六郷第一京浜店(東京都大田区)は、既存のファミリーマート店舗の2階を改装し、ファミマが展開する24時間フィットネスの「Fit&GO」にしたことに加え、店舗駐車場内にファミマランドリーを設けた「コンビニ・フィットネス・コインランドリー」が一体になった全国初の店舗となっている(Fit&GO自体は3店舗目)。この3つ、いずれも24時間営業で、ジムの会員(月額7,900円から/税別)はファミマ店内の食品・日用品が5%OFFとの特典もあるようだ。

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写真:コンビニの2階が24時間フィットネスの「Fit&GO」。ジムは入会金なし、月額7900円から利用できる。会員になるとファミマ店内の買い物時に割引の特典もある


 なお、ファミリーマートでは新規参入を発表した当初は、「2020年2月末までに500店舗に広げる計画」としていたが、前述の通り、2019年6月末の時点で7店舗にとどまっている。しかし、2月末の仲六郷第一京浜店オープン時、朝雄健一郎担当部長はLBMの取材に「2018年にオープンした2店舗の数字は計画通り進んでおり、今後も併設による相乗効果の検証を続けていく」と話していた。今後も「ファミマランドリー」の動向に、注目していきたい。


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