コインランドリー情報誌 ランドリービジネスマガジン LBM

国内唯一無二のコインランドリービジネス情報誌




【展示会特集:㈱アスファクト ランドリープレス事業部〈ブースNo.2433〉】ハワイアンテイスト&エステを併設、物件購入を決断したオーナーの想いに全力で応える

 

f:id:murakamihjm:20190823152008p:plain


 近年のコインランドリーブームの後押しもあり、これまでに100を上回る店舗の立ち上げを担ってきたランドリープレス(㈱アスファクト=本社・福岡市南区)。


 福岡と東京・神奈川でクリーニング&コインランドリーの直営を30店舗運営する同社だけに、ただ「キレイなランドリーを作る」だけでなく、オーナーの意向を最大限取り入れつつ、多くのお店で培ってきた繁盛店のノウハウを盛り込んだオシャレな店づくりは、業界でも高く評価されている。


 そんな同社が手掛けた店の中から今回紹介するのは、2019年3月、東京都世田谷区南烏山にオープンした「モアナ ランドロマット」。コインランドリーは、面倒だがやらなければならない洗濯を行う場であるが、できる限り快適に、楽しく、有意義に過ごしてもらいおうと、「ハワイアンテイストのリゾート空間を全面に打ち出した店舗を作りたかった」と、オーナーの中村政志氏。

f:id:murakamihjm:20190907083258p:plain

f:id:murakamihjm:20190907083325p:plain
写真:2019年3月、世田谷区南烏山にオープンした「モアナ ランドロマット」。のぼりがなければランドリーとは分かりにくく、「何屋さん?」と疑問に感じる人がいまだに少なくないという

f:id:murakamihjm:20190907083424p:plain
写真:ハワイのリゾート感覚とすることで、できるだけ楽しく洗濯と向き合ってほしいという中村オーナー。お客同士のコミュニティの場にしたいとの意向もあり、テーブルはあえて大きな丸型にしている


 中村オーナーの本業は、マーケティングやWEB関連の事業で、コインランドリーとは全く接点はなかったそうだが、2017年11月にパシフィコ横浜で行われた第2回コインランドリーEXPOの存在を開催直前にたまたま知り、「最近、流行っているようだし、妻とスタッフを連れて会場に行ってみた」。


 会場では機械メーカーやFCなど、開業支援を行っているほぼすべての出展者と商談。その時にランドリープレスと出会い、「ここなら自分らしい店が作れると感じた」と中村オーナー。


 EXPO以来、本業の傍らでコインに関する徹底的なリサーチに取り組み、車にふとんと洗濯物を常時積んで、週末ごとに4〜5件ランドリーをはしご。1年で200以上の店舗を回ったほか、ネットで調べた物件の数は500以上。そんな中村オーナーの姿勢には、ランドリープレスの和田剛社長も「コインランドリーマニアの域ですよ!」と感心する。

f:id:murakamihjm:20190907083610p:plain

f:id:murakamihjm:20190907083649p:plain
写真:機械は乾燥機が大型2台、2段式が3台、洗濯乾燥機が大・中2台ずつに、スニーカーランドリーが1セット。何の機械かの説明を上の部分だけでなく、機械本体にも分かりやすく表示

f:id:murakamihjm:20190907083709p:plain
写真:待ち時間にゆったり店内でくつろぐ人が多いためか、この自販機の売上も驚異的! この機械は月に1回のメーカーによるメンテナンスが標準だが、それでは間に合わないため3週間ごとになっているそうだ



 そんな中村オーナーだが、自分では悪くないと考える物件を、何件も和田社長に相談したが、「『そこはダメ!』とよく怒られた」と苦笑する。


 ようやくオープンしたのが、前述した通り世田谷区南烏山で、京王線芦花公園駅より徒歩4分、千歳烏山駅より徒歩8分。世田谷と言えば、都内でも特に地価が高いことで知られるが、実はこの店は賃貸ではなく、昨年12月に購入したのだそうだ。


 中村オーナーは、「この辺りの家賃相場は月30万円(同店は27坪)。固定資産税を含めて考えても、買った方が安かった。また、賃貸より投資の方が、もし失敗しても貸すことができるのでリスクヘッジになると考えた。もちろん、家賃がない=利幅が多いことも大きい」。


 1年以上店舗を探してきて、なかなかいい賃貸物件に出会えなかったわけだが、「購入する」と聞いて和田社長もビックリ。しかし、角地の悪くない立地で、和田社長からも待望のGOサインが。


 コインランドリーは通常、洗濯物を持ってやってくるところだが、一見、美容院などのようにも見える同店は「オープン直後はほとんどの人が手ぶらで『何の店だろう?』とやってきていた。今でも週末には手ぶらで来る人が10〜20人はいる」(中村オーナー)一方で、売上は順調に伸び、実質初月となる4月から大台近く、さらに7月は長雨だったこともあり、大台を余裕で上回る売上を記録。和田社長も、「これまで手掛けた店の中でも立ち上がりが早い。トップ5には入る」と語っている。


 また、同店にはトータルエステサロンの「モアナ ビューティー オルオル」を併設。信頼性の高い純国産マシンを用いて、フェイシャル・ボディトリートメントに脱毛、歯のセルフホワイトニング、ジェルネイルなどの厳選された美容メニューを、手軽に短時間・低料金で提供している。なお、エステサロンはオーナーの奥さんが「自分が好きだから」と始めたもので、10時〜20時の間、奥さんが常駐する(ランドリーは24時間営業)。

f:id:murakamihjm:20190907083759p:plain
写真:主婦に人気のエステ。実は下の写真の機械は、新車が買えるほどの価格だという!

f:id:murakamihjm:20190907083854p:plain


 中村オーナーは、「『ハワイアンテイストのランドリー』かつ、妻の夢である『エステサロン』も実現させた店舗を、出会いからオープンまで、1年半近くと時間がかかったが、和田社長がじっくりと付き合ってくれたことで実現できた」と感謝している。


 なお、ランドリー業界では、このところ出店のペースが鈍化していると耳にすることも多い。しかし、ランドリープレスでは、これまで弱かった首都圏の不動産情報に強いスタッフを増員したことで、今年は例年以上のペースで出店を進めているという。



f:id:murakamihjm:20190907084043p:plain




LBM 読者登録 お済みですか? 

www.lb-mag.com


ランドリービジネスマガジン(LBM)は、どなたでも無料でお読みいただけるフリー雑誌ですが
読者登録 いただきますと、毎号発刊時・サイト更新時にメールにてご連絡させていただきます。
お読み忘れの無いように!ぜひご登録ください。

f:id:murakamihjm:20171120172128j:plain