コインランドリー情報誌 ランドリービジネスマガジン LBM

国内唯一無二のコインランドリービジネス情報誌




【展示会特集:三共工業㈱/㈱ランドリーライフ〈ブースNo.2427〉】STOP THE COIN LAUNDRY! 立ち止まって考えよう! コインランドリービジネスへの参入・間違った認識とコインランドリービジネスの真髄とは

 

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 STOP THE COIN LAUNDRY……なかなか強烈なタイトルに読者の皆様は少し驚かれたかもしれない。なぜこのようなことを伝えたかったのかについて、創業78年の弊社でしか語れない本ビジネスの真髄について是非、ご一読いただきたい。


 近年、様々なメディアやランドリー業界を中心に、利用者に対してはコインランドリーの便利さ、運営者に対しては投資に対する利回りの良さなどをアピールしてきたことが良くも悪くも奏効し、前代未聞の「コインランドリーブーム」が沸き起こり、ここ数年間、業界は非常に盛り上がってきた。しかし、このブームに便乗して、新興的に出現した一部のチェーン等により、あちらこちらに乱立させた結果、既存運営者も新規運営者も売上が上がらず、もはや先に述べたような利回りの良いビジネスから、投資注意ビジネスへと変遷してきている。

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写真:コインランドリーは利回りの良いビジネスから、投資注意ビジネスへと変遷してきているという同社。長年の経験に基づき、しっかりとした事業プランを提示する



 一方で、生活必需産業としてのコインランドリーは、各々の地域に根付き始めたことにより、利用者も以前に比して、増加してきているのは事実である。では、これからのコインランドリーはどのようになってくるのか、またどのように出店していくべきなのかについて注意点を交えて考察したい。


 まず、第一に「メーカー・業者の話が全てだと信じないこと! そんな良い話ばかりではありません!」。コインの売上予測やロケーション選択は非常に難しく、小売業のようにエリア人口、年齢層だけでは規定できず、長年の実績から培われた売り手の経験値、また地域特性が重要なファクターとなってくる。メーカーや新興業者にはそもそも経営の経験値が無いことから、表面的なデータだけを勘案した売上根拠の無い事業計画を出すしかないことを良く理解していただきたい。


 第二に、「コインランドリーはそんなに簡単で楽なビジネスではない」と強く伝えたい。コインは通常、清掃時など以外は無人ではあるものの、お客様相手の立派なサービス産業。即ち、太陽光発電などの投資と違い、そこにお客様がいることを忘れてはならない。そもそも運営全てを業務委託で丸投げするようなスタイルでこのビジネスへ参入するのはやめた方が良い。実際に投資目的で運営に全く興味の無いオーナーが全ての運営業務を外注したことによるトラブルが、しばしば散見される。せっかく洗濯や乾燥に来られるお客様に対して衛生環境の悪い場所を提供するのでは本末転倒になってしまうばかりか客離れの一因にもなり得る。運営者がこのことを理解し、仮に一部を業務委託する場合も、より良い洗濯環境を提供することを忘れてはいけない。


 第三に「無理な投資はしてはならない!」。コインランドリーは日銭商売でコンスタントに売上が入ってくる一方で、賃貸物件でスタートした場合は、運営のランニングコストを勘案すると決して大きな儲けを得ることはできない。もちろん、梅雨などによる雨の影響や雪の多い季節や地域ではそれなりに大きな売上を得ることもできるが、季節、気候の変化に伴う売上変動があるので、時には単月収支が赤字になることもある。そのため弊社では、このような趣旨を理解した上で、資金的にある程度はゆとりがある方とはお話できるが、脱サラしてのコインランドリー経営による生計をお考えの方、また本業の業績悪化に伴い、利益を上げたいお客様にはリスクが大きいので基本的に商談をお断りしている。

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写真:初期投資を抑えた店舗づくりが今後ますます重要になるとして、海外製品(写真上)や中古機器(写真下)などを織り交ぜた提案でリスクの軽減を図っている



 我々は、限られた予算の中で無理をしない形でのコインランドリープランニングが大事であると考え、その中でお客様が作りたいお店を実現し、きちんとした収支の中で運営していくことをトータルでプロデュースし、利用するお客様の満足度、QOLの向上に寄与していきたいと考えている。そのためのツールとして弊社では他社に無い、下記のようなものを持ち合わせている。①自由な機種構成によるメーカーにとらわれない店舗作り、②海外製品・中古機器などを織り交ぜ初期投資を抑えた店舗づくり、③どのメーカーでも対応可能な安価で先進的なランドリーのIoT化、④実現可能な有人型コインランドリー【洗濯代行POSTWASH】など、様々なものを提供できる。


 これらの多様性のあるツールを持ち合わせる弊社は、大手企業様からも定評があり、大型出店のサポートにも取り組んできている。既存のランドリーオーナーもこれからランドリービジネス参入を検討されている方も一度、我々のブースへ足を運んでいただき、共に明るいコインランドリーの未来を築いていきたいと考えている。

 

文責:㈱ランドリーライフ/三共工業㈱ 常務取締役 宮澤昌樹



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