FRANCHISE:㈱エムアイエス/nanacoの決済も可能でコンビニとランドリーの売上アップに相乗効果! セブンイレブン併設の好立地を 開業希望者に紹介
写真:mammaciao伊勢崎境女塚店。下の写真からセブンイレブンの敷地が広いことが分かる
群馬県伊勢崎市 mammaciao伊勢崎境女塚店
「mammaciao(マンマチャオ)」を全国で約580店舗展開している㈱エムアイエスは創業から19年とランドリーのフランチャイザーとしては老舗であり、イオンモール、ツルハドラッグ、ローソン、ファミリーマートなどの大手小売業者の敷地内にて展開してきた実績はだれもが認めるところ。
2年前からはコンビニ業界最大手のセブンイレブンでも併設店舗をオープンしており、後で説明するがランドリーとセブンイレブンのオーナーは別々で、セブンイレブン本部は土地を紹介し、エムアイエスは開業希望者を募集している。そして、これまではコンビニの新規開店に合わせた出店だったのに対し、2020年3月27日、群馬県伊勢崎市に誕生した「mammaciao伊勢崎境女塚店」は、初めて既存セブンイレブンの敷地内にオープンした店舗となった。当日はエムアイエスの三原淳社長も現地を訪問し、LBMも同行した。
写真:エムアイエス・三原社長(左)とmammaciao伊勢崎境女塚店のオーナー(右)
セブンイレブンがランドリー業界に参入した主な狙いは①日配品(弁当・おにぎり・パンなど)を中心に売上が減少傾向にあり、特色をつけた店にしていきたい②雨天日の売上低下を改善したい③近年は冷凍食品の種類を充実させるなど主婦層の取り込みに注力している——の3つ。さらに、基本的に地主から土地を「一筆」で借りることになっているが、コンビニを営業するには広すぎる敷地である場合が多く、土地代をはじめとする余剰コストは本部・オーナー双方にとって大きな足かせとなっている(どちらが地主への土地代を支払うかは契約によってさまざまとのこと)。そこで、コンビニだけではないプラスアルファのコンテンツで、雨天時に集客力を持ち、主婦層の利用が多い、さらに土地の有効活用策とされるランドリーに目を付けたというわけだ。「今までは『コンビニもランドリーも新規』という事例だったが、今回初めて既存のセブンにランドリーを作った。これを皮切りに全国で土地が余っている既存セブンの課題解消を進めていきたい」と三原社長は語る。
さらにその仕組みを詳しく見ていくと、セブンイレブンのオーナーとランドリーのオーナーは別々で、セブンイレブン本部はエムアイエスに土地を紹介し、エムアイエスは「業界最大手のコンビニ」という集客が見込める好立地での開業希望者を募集する。店舗敷地分の土地代はランドリーのオーナーが負担するため、セブンイレブン本部とコンビニオーナーのコストが減る。さらに各ランドリー機器には電子マネー決済が可能なリーダライタを設置。もちろん、セブンイレブンのnanaco(ナナコ)も利用可能で「コンビニとランドリーの間で売上アップの相乗効果も生まれる」と三原社長。
写真:店内は洗濯機9㎏、18㎏、27㎏各1台と乾燥機14㎏6台、23㎏1台がコンパクトに収まっており、9坪。この規模までのコンテナ型なら、店舗ごと他の場所への移動が可能
写真:ランドリー機器に設置された電子マネー決済用のリーダライタ。nanacoにも対応し、ランドリーとセブンイレブン間の売上アップの相乗効果を見込む
また、伊勢崎境女塚店はエムアイエスが採用する代表的な店舗形態の「コンテナ型」と呼ばれるもので、元々埼玉県本庄市にあった店をそのまま、クレーン車で釣り上げてトラックに載せ、伊勢崎まで運び、数時間で設置したという。
コンテナ型のメリットは、上述のスピーディーな設置に加えて、売上が悪ければ箱ごと他の場所に移せること(実際、本庄市の店舗は売り上げ不振だった)。今回のように、元々営業していた店と機械をそのまま使用する場合はランドリーのオーナーにとって初期費用も抑えられ、もちろん損益分岐点もその分低くなり、開業に踏み切りやすくなる。こうしたコンテナ型展開のノウハウはセブンイレブンがエムアイエスを選んだ理由でもあった。
※フランチャイズに関する問い合わせは、エムアイエス(TEL0120-79-5523まで)
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