REPORT：エレクトロラックス・プロフェッショナル・ジャパン㈱／便利プラスαを生み出す「スマートセレクタ」、「ぜひ使ってもらいたい」と代理店も積極的にキャッシュレス化を推奨
東京都東大和市 EaseLaundry e-wash東大和店
コインランドリーにもキャッシュレスの波が少しずつ広がっている中、スウェーデン生まれの世界を代表するランドリー機器メーカーのElectrolux Professional（エレクトロラックス・プロフェッショナル）では、「スマートセレクタ」によるキャッシュレス化を提案している。スマートセレクタは、店内にある１台１台の機械に取り付けて、スマホによるQR決済が行えるもの。「『今から使用する機械にコインを投入する感覚』で気軽に使ってもらえる」と同社。
エレクトロラックス・プロフェッショナルの代理店として主に首都圏のランドリー開業支援を行っている「e-wash（イーウォッシュ）」でも、最近手掛けるランドリーの多くが、「スマートセレクタ」設置店となっているそうだ。e-washは、大手新聞社や石油販売会社（サービスステーション＝以下「SS」）等を顧客に持つセールスプロモーション会社の㈱スピンドルのコインランドリー事業部門で、もともと取引のある新聞販売店やSS等からの依頼を受けて、早くも20近くのランドリーを立ち上げてきたという。「コインランドリーはオープン後、地域に認知され、売上が上がるまでに時間がかかる傾向にあるが、オープン後の集客にも重きをおいてサポートさせていただいている」とのこと。本業がセールスプロモーション会社であるだけに季節ごとのポスターや冊子づくりもお手の物で、店内にある様々な案内の一つ一つも、分かりやすいオリジナルのものを作成している。
写真：２０２０年1０月２5日にオープンした「EaseLaundry e-wash東大和店」（東京都東大和市）。店名にあるEase（イーズ）とは、自然さ・気楽さ・便利さを意味する言葉
写真：㈱スピンドル・開発本部の荻野真悟部長（左）と営業戦略室の山田憲三室長
写真：本業はセールスプロモーション会社であるから、バッグやタオルといったグッズ制作は得意中の得意。上の写真で二人が着ているシャツも名前入り
2020年10月25日にオープンした「EaseLaundry e-wash東大和店」（東京都東大和市）は、同社初となる直営店で、もちろん全ての機械に「スマートセレクタ」が設置されている。オーナーに設置を推奨する理由について、「ランドリーでは、まだまだキャッシュレスに対応する店舗が少なく、そのこと自体が特長の１つになり、さらに昨今のコロナ禍において非接触のニーズが高まってもいる。『単純に便利』ということだけではなく、将来的にスマートセレクタを販売促進に活用していくことも考えており、そのためにも、この直営店で様々なセールやキャンペーンにチャレンジしていく」という。
写真：１台１台の機械にスマートセレクタが設置されており、その利用率は右肩上がり。使われているのは圧倒的にＰａｙＰａｙが多いそうだ
写真：デザイン性の高い２段式乾燥機はオリジナルラッピング。２段式は硬貨でも上下の入れ間違いが多いが、機械の色に合わせた矢印で硬貨投入口やスマートセレクタを案内
写真：コロナ禍でもあり、施設内の空気も清潔に保つ取り組みを行っており、それをしっかりと伝えてもいる
写真：子供が喜ぶというフォトスポット。大きな時計も同店の目印として、強く印象に残るようだ
なお、気になるキャッシュレス利用率だが、「EaseLaundry e-wash東大和店」では、2021年1月16.2％、2月20.2％、3月21.3％、4月は取材した中旬までで28.3％と、右肩上がり。その中でもPayPayでの支払いが9割超と圧倒的に多いそうだ。
スマートセレクタでは、今やオーナーにとって必須の機能となるランドリー機器ごとの売上の閲覧やデータの一括ダウンロードも可能で、「オーナーの方に、その分も投資していただくのだから、ウチの強みである『集客』につながるアイデアをしっかりと生み出していきたい」と便利プラスαを提供するツールとして、スマートセレクタを使い込んでいくという。
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