多い?まだまだ少ない?コインランドリーの利用者は全体の20.3%・データで見るコインランドリー
直近1年の間にコインランドリーを利用したことがある人は20.3%!――30 ~ 40 代の主婦を中心に幅広い読者層を誇る「オレンジページ」では2017 年4月27 日~5月7日、自社のリサーチ・コミュニティ「オレンジページくらし予報」で「コインランドリーと梅雨時の洗濯」に関する調査を実施。インターネットによる調査で、有効回答数は1,190 人。主な調査結果を以下で紹介する。
◆Q.最近1年の間にコインランドリーを利用したことはありますか?
「ある」は20.3%、「ない」は79.7%。少し前まで、コインの利用率は10%前後と言われることが多かったが、20%突破は、やはり近年の店舗数の増加でコインが身近になっていることも大きいのではないだろうか。また、この調査はオレンジページが行っているということを考えると、女性(主婦)の間にも、かなりコインが認知され始めていることがうかがえる。
なお、利用したことがない人にその理由を聞いたところ、53.8%が「利用する必要性を感じない」と回答。「行くのが面倒」(36.2%)のほか、「衛生面に不安」という人も30.8%存在した。後者に関しては、おむつ類やペットの衣類等の利用は禁止となっており、常時複数台のカメラで店内の様子を記録しているほか、無料でドラム洗浄が行える機能があることなどを、もっとPR した方がいいかもしれない。
◆Q.コインランドリーを利用している理由は?
コインランドリー利用者(242 人)に、コインを利用している理由を尋ねると、「自宅では洗いにくい大型のものを洗えるから」が最も多く、66.5%。以下は「クリーニングに出すより安上がりだから」(30.2%)、「雨天時に洗濯~乾燥までできるから」(28.9%)、「一度にたくさんの洗濯をできるから」(23.1%)、「時短になるから」(16.9%)の順。
具体的には、「ふとんのような大物もいっぺんに仕上がるし、クリーニングに出すより安い」(50 代・専業主婦)、「大物洗いはやはり便利、クリーニングはもったいない」(50 代・フルタイム)といった声が多かった。なお、コインで1回に利用する金額は「500 ~ 1,000 円未満」が最も多く、40.5%。以下、「500 円未満」(28.1%)、「1,000~ 2,000 円未満」(26.4%)で、利用者の95%が1回の利用金額が2,000円未満と回答している。
また、金額面でのメリットを指摘する以外に、「毛布やじゅうたんが洗え、そしてふわふわになる」(30 代・専業主婦)、「乾燥機を使うと、ふわふわになり、生乾きの臭いも気にならなくなる」(40 代・派遣)など、家庭とは一味違った仕上がりを評価する意見もあった。
◆Q.梅雨時の洗濯について気になることは?
梅雨入り前の調査ということもあって、梅雨時の洗濯について気になるところを聞くと、トップはやはり「乾くまでに時間がかかること」(73.7%)。以下、「部屋干しによる臭い」(65.6%)、「すっきり乾かないこと」(50.7%)、「部屋干しによる菌の増殖」(49.7%)、「部屋干しによる部屋の中の湿気」(49.2%)など。
やはり、乾燥にかかわる問題が多いが、コインランドリーなら大量の洗濯物を短時間ですっきり乾燥させることができる。衛生面も十分気をつけていることや、混雑状況がインターネットで把握できたり、電子マネーが使えたり、ポイントが付くコインランドリーがあるなど、コインも以前の施設とは比べ物にならないほど進化していることを広く訴えることで、20.3%という利用率を、もっと向上させられるのではないだろうか。
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