【展示会特集：㈱TOSEI〈ブースNo.2625〉】ＴＯＳＥＩが「メルカリ」と提携、洋服などを出品用に撮影できる専用ブースを設置
寝具等を洗うためにコインランドリーを利用する人が増えているが、それより断然多いのが衣類を洗う人！
市場をより一層拡大させるためには、中高年層と比べ今一つと言われている若者に、コインをもっと使ってもらいたいもの。そんな若者たちの間で、衣類に関する意識が変わってきているという。自動車やブランドバッグなどを「所有したい！」との欲求を持つ若者が減っているとされる動きが最近はファッションにも波及。購入し着用したら写真を撮り、Instagram等のＳＮＳにアップしたら満足——と、スマホのアプリを使って個人間売買を行い、売ってしまう。こうした消費行動のことを「ワンショット消費」というそうだ。
若者たちが個人売買を行う際、大きな支持を集めているのが、㈱メルカリが運営するフリマアプリ「メルカリ」で、現在の月間利用者数は約1,300万人、2013年７月のサービス開始以来の累計出品数は11億品を上回る。
出品者にとっては、いくらで売れるかが非常に重要だが、大きなポイントとなるのが、自ら撮影する出品物の写真映え（写真写り）。自宅で撮影すると、「日当たりが悪く、出品画像が暗くなってしまう」や「背景に生活感のあるものが写り込んでしまう」といった問題が出てきてしまうのだ。
そこでコイン機器メーカー大手の㈱ＴＯＳＥＩでは、メルカリと提携し、2019年６月26日より、洋服などを出品用に撮影できる専用ブースを設置した実証実験を首都圏３か所（東京・東中野店、埼玉・川口並木店、神奈川・平台店）のＴＯＳＥＩ直営コインランドリーにてスタート。同日、その１つである東中野店でプレス発表が行われると、テレビや雑誌、ネットメディアなど１日で20社近くが集まり、各媒体で大きく取り上げられた。
写真：今回のコラボには多数のメディアが注目！
両社のコラボにより設けられた撮影ブースは、利用者の出品の手間を省くこと、思わず撮影してみたくなることをコンセプトに設計。撮影用のラック、背面パネル付きのハンガースタンドやサイズを測れるメジャー、サンクスカードなど出品時の撮影にあると便利な様々なアイテムを取り揃え、スタイリッシュかつ購入時に気になるポイントを押さえた写真撮影が可能となるという。
写真：︎撮影用のブースが設けられたＴＯＳＥＩランドリー東中野店。メルカリののぼりはインパクト大！
写真：ライトが出品物を明るく照らし、その価値を上げる。ロールを下ろせば、ロングコートも撮影できる
写真：撮影ブースには紙メジャーも。これは両社のロゴ入りのオリジナル
プレス発表の場となった東中野店には徒歩１分のところにコンビニがあり、コインランドリーできれいに洗った衣類をその場で撮影→梱包→近くのコンビニから即発送——と一連の流れがスムーズに行える。さらに、川口並木店には、宅配便の受け渡しができるロッカー（プドーステーション）が設置されている。
なお、今回の提携は実証実験との位置付けだが、実験は前述したＴＯＳＥＩの直営３店舗を含め、ＴＯＳＥＩの機械を使っている全国の50店舗（代理店を通じ事前に案内し、設置を希望したところ）で行われている。
メルカリ側には、「アプリの『メルカリ』のみならず、オフラインの接点を通じて、『メルカリ』での売買体験をより良くするための環境整備」との狙いがあり、一方のＴＯＳＥＩは「若者の間でコインの認知度を上げ、身近に感じてもらう」ことが目標だが、撮影ブース設置直後から、「店頭にあるメルカリののぼりを見て足を止める人が目立つほか、『撮影ブースを作ってくれてありがとう』とお礼を言われた」と様々な反響があるという。
ちなみにＴＯＳＥＩでは、「撮影だけの利用でもいい」として、若者たちにどんどん足を運んでもらう考え。『あらう場所から、わらう場所へ』——コインランドリーに、また一つ新たな役割が加わった。
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コラボ企画第３弾も開催！
人気ＴシャツブランドLaundryと
さらにＴＯＳＥＩでは、８月３日には㈱ＫＳプランニングの人気ＴシャツブランドLaundryとのコラボイベント【Smile Laundry】を東中野店にて開催。５月のLION、６月のメルカリに続く「×（かける）ＴＯＳＥＩシリーズ」の第３弾で、コインランドリーを『あらう場所から、わらう場所へ』をコンセプトに有人イベントを開催し、洗濯という日常的な家事を通じリアルタッチポイントとしての可能性を模索している。
イベントの内容は夏休みということもあり、お子様向けに自分だけの１枚を作ることを通じて洋服の大切さを感じ取ってもらうため、白いＴシャツに自由にお絵描きをしてもらうワークショップ「Ｔシャツお絵描き教室」、新品のレアものや、Laundryのショップで働くスタッフが数回しか着用していないＴシャツをUSED品として出品した「ガレージセール」などのほか、アパレル側が自社の製品に対して適切なケア方法を提供する必要があるという観点から、LION NANOXのサンプル配布やお洗濯のワンポイントアドバイスもあり、多くのLaundryファンが訪れた。
写真：ＴＯＳＥＩの第３弾となるコラボイベント。夏休み中ということもあり、家族連れのＬａｕｎｄｒｙファンで賑わった
ＴＯＳＥＩでは、コインランドリー機器の製造販売、直営店舗の運営を通じて、今後も洗濯の楽しさや、『モノ』を大切にする心を消費者にもアパレルメーカーにも発信していく。
なお、これまでのコラボシリーズについては、コインランドリーEXPOの出展者プレゼンテーション（①2019年９月18日14時45分〜15時30分、②9月20日12時〜12時45分）にて全容を公開する。
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