IT ' S NEW:アクア株式会社/現金とランドリーカードのほか電子マネー、QRコード決済も・「マルチ端末」から「マルチ決済端末」へ
キャッシュレス普及=利便性向上し、手間も軽減
コインランドリー機器のトップメーカー※1であるアクア㈱(本社:東京都中央区)では2021年2月、マルチ端末「HIC-MT10」のキャッシュレス決済機能をリリース予定。アクアのマルチ端末では、従来から現金のほかランドリーカード(ICカード)が使用でき、コイン回収などの手間を省く点でオーナーの負担を軽減、それが同社のマルチ端末の特長の1つとなっていた。今回は世の中の潮流に合わせて、電子マネー決済とQRコード決済を使えるようにしたもので、「マルチ端末」から「マルチ決済端末」へと進化させた。
なお、キャッシュレス決済を行うにはコインオーナーと決済業者との間で直接契約が必要となるため、「リリース後、すぐにキャッシュレス決済を始めたい」とのオーナーも多いことから、アクアでは既にキャッシュレス決済の申込受付をスタートさせている。
写真:見やすい大型タッチパネルで使い方は至って簡単!
キャッシュレス決済導入後は、決済方法を選ぶ際、タッチパネルモニターの画面に
【左】現金・ランドリーカード
【中】電子マネー
【右】QRコード決済
と表示されるので、希望するボタンをタッチ。電子マネーの場合は、電子マネーがチャージされたICカードやスマホを専用リーダーにタッチ、QRコード決済の場合は、スマホに表示されたQRコードをQRリーダーにかざすだけと、使い方は至って簡単。なお、QRコードリーダーは既に搭載されているが、電子マネー決済を導入する場合には別売りの電子マネーキットの取り付けが必要。
上:キャッシュレスに対応していることをPRするPOPも用意
「現金払いが好き」とされている日本だが、国の後押しもあって世界と比べれば遅ればせながらも、キャッシュレス対応の動きが広がっている。そこに、今回の新型コロナウイルス感染拡大が発生したことで、流れが一段と加速。多くの人が触れる現金ではなく、自分のカードやスマホ等で決済ができるキャッシュレスを選択する人が増えている。また、キャッシュレスの場合は、チャージ方法等にもよるが、ポイント還元の特典もあることから、現金払いより“お得感”を感じられることも大きいのではないだろうか。
気になるランドリーでの利用率であるが、2020年9月からQRコード決済、同11月から電子マネーの支払いが可能となった京都にあるアクアのアンテナショップでは、両方合わせたキャッシュレス決済の利用率は、既に20%近くに上るといい、その割合は今後ますます増えていくことが予想される。なお、QRコード決済と電子マネーの利用比率は、「8:2」とのことだ。
コインランドリーにおいてキャッシュレス決済の普及は、ユーザー側から見た場合は利便性の向上、オーナー側から見ると、コイン回収の手間の削減等が挙げられよう。加えて、無人店舗が多いランドリーでは、両替機等から現金を盗まれるといった事件が起こりやすい傾向にあるが、キャッシュレスが当たり前になり、店から現金がなくなれば、当然のことながら盗難被害もなくなる。キャッシュレス導入には決済手数料や月額基本料など費用負担の問題はあるが、利用者・オーナーの双方にとって、大きなメリットがあるのは間違いないだろう。
※1 国内コインランドリー機器販売台数において。同社調べ(2020年12月現在)
アクア株式会社
【東京本社】東京都中央区日本橋堀留町1-11-12 JPR日本橋堀留ビル3階
【大阪本社】大阪府大阪市淀川区宮原3- 5-36 新大阪トラストタワー 17階
【問い合わせ】業務用洗濯機お客様ご相談窓口(受付時間9時~18時)
TEL:0120-656-292
FAX:0570-060-292
【事業内容】AQUAブランドの家電製品、業務用洗濯機、サービスの企画・販売
創立 2012年1月5日
【URL】http://aqua-biz.net/
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